ボンジュール!
さて今回は、僕が最近観て面白いと思った「ハメ外しすぎ」のフランス映画・ドラマを7作品紹介します。
「ハメ外しすぎ」ということで、基本的にアルコール・ドラッグ関係のものが多いですが、単純に登場人物が少々イカれているという場合もあります。
ここに紹介する全作品に共通するのは、ぶっ飛んだコメディとしてめちゃくちゃ笑えるということ。
単調な日常に退屈している人、腹筋崩壊を起こしたい人は、ぜひここに紹介する作品を観てみてください。
それでは、始めましょう。
「ハメ外しすぎ!」のフランスコメディ映画・ドラマおすすめ7選
ドラマ
1. 『ファミリー・ビジネス マリファナ・カフェへようこそ』(Family business)2019 – 2021

イゴール・ゴーツマン監督、ジョナタン・コエン主演のコメディドラマ。イゴール・ゴーツマンは最近フランスで人気急上昇中の鬼才コメディ監督、ジョナタン・コエンは現代フランスコメディ界の若き才能。
一家で肉屋を営んでいたユダヤ人の家族が、ひょんなことからマリファナ栽培にビジネスを切り替えます。上品なドラマとは言えませんが、かなり笑えます。
シーズン3まで出ていますが、特にシーズン1とシーズン2がオススメ。シーズン3はさすがにちょっと行き過ぎていて、興醒めすることがありました。
「とにかく面白くて笑えるドラマを」という方はぜひ。
2. 『なんたるフィアスコ?!』(Fiasco) 2024

最近公開されて話題の本作もイゴール・ゴーツマン監督作品で、『ファミリー・ビジネス』にかなり作りが似ています。主演はピエール・ニネ。各話40分程度で全7話。
悪夢と化す映画撮影現場をドキュメンタリータッチで描いたコメディドラマです。アルコールやドラッグはあまり出て来ませんが、ぶっ飛んだドタバタ喜劇でかなり笑えます。
若手映画監督のラファエル(ピエール・ニネ)はプレッシャーを感じながらも初めての長編映画撮影を開始する。レジスタンス(ナチス抵抗運動家)であった祖母の勇敢な人生へのオマージュ映画である。主演女優は子供の時から恋焦がれているイングリッド(レスリー・メディナ)。しかし、撮影はスムーズに運ぶどころか、さまざまな問題が積み重なり、さらには内部から妨害工作を企てる者まで現れ、さながら悪夢のような様相を帯びていく…
予告編はこちら↓
映画
1. 『トラブル・ウィズ・ユー』(En liberté)2018

ピエール・サルヴァドーリ監督の痛快コメディ『トラブル・ウィズ・ユー』。主演はアデル・エネルとピオ・マルマイ。『アメリ』の主演女優オドレイ・トトゥも出演しています。
ムショから出てきた男の破天荒な所業が見どころですが、裏に人間ドラマがあり、また役者の演技が上手いので最後まで飽きずに楽しめます。
女刑事のイヴォンヌ(アデル・エネル)は同僚で夫のサンティ警部を殉職で失い、未亡人になる。地元には英雄サンティ警部の銅像が立ち、悲しみに沈むイヴォンヌ。しかしひょんなことからイヴォンヌは、英雄のはずの夫のサンティがアントワーヌ(ピオ・マルマイ)という無実の青年を身代わりにして悪事を行なっていたことを知る。彼女は8年間もの間刑務所に収監されているアントワーヌを助けるべく動き出すのだが…
2. 『真夜中のパリでヒャッハー!』(Baby sitting) 2014

フィリップ・ラショー監督・主演のコメディ映画。フランスで大人気のコメディグループ 「La Bande à Fifi」のメンバーが送る、フランス版『ハングオーバー』です。
パリの出版社の社長マルクはある晩、息子レミの子守りを社員のフランク(フィリップ・ラショー)に頼む。しかし、フランクはその日、30歳の誕生日。翌朝、警察の電話で起こされたマルク夫妻はフランクとレミが行方不明になったことを知り、荒れ果てた自宅でビデオカメラを発見。そのカメラには昨晩に起こった出来事が鮮明に記録されていた…
予告編はこちら↓
3. 『世界の果てまでヒャッハー!』(Baby sitting 2)2015

『真夜中のパリでヒャッハー!』の続編です。前作に引き続き、フィリップ・ラショー監督・主演、フランスで大人気のコメディグループ 「La Bande à Fifi」のメンバーが送る爆笑コメディ。
ソニアがブラジルのエコホテルを経営する父親に恋人のフランクを紹介したがっているということもあり、フランク一行はブラジルでバカンスを過ごすことに。しかし、ある朝、フランクらがジャングル巡りに行ったきり消息不明になる。またもやビデオカメラが発見され、そこには驚くべき事の顛末が記録されていた…
予告編はこちら↓
4. 『サンティネル ~ドジな刑事はさえないシンガー~』(Sentinelle) 2023

フランスコメディ界の若き才能ジョナタン・コエン主演のコメディ映画。
レユニオン島の剛腕刑事でありかつシンガーでもあるフランソワ・サンティネル(ジョナタン・コエン)の物語です。
バイオレンスが行き過ぎることがあるのが玉に瑕ですが、ぶっ飛んだ刑事を演じるジョナタン・コエンの演技はやはり笑えます。
5. 『クレイジー・プラン・イン・ブダペスト』(Budapest) 2018

ジョナタン・コエン、マニュ・パイエ主演のコメディ映画。『ハングオーバー』の系譜です。
内容はあまり大したことはなく、酒とドラッグで羽目を外すだけの映画といえばそれまでですが、ジョナタン・コエンが主演なのでおまけしてここに紹介します。
ブダペストへの破天荒なバチェラーパーティ・ツアーを企画する会社「Crazy Trips」を立ち上げる二人の友人ヴァンサンとアルノー。彼らの会社が企画するツアーには、乱痴気パティー、ストリップショー、戦車・射撃体験などが含まれており、すぐに人気を集めるのだが…
まとめ
以上、僕が最近観て面白いと思った「ハメ外しすぎ」のフランス映画・ドラマを7作品を紹介しました。
いかがだったでしょうか?
全体としてみると、イゴール・ゴーツマン監督もの、ジョナタン・コエン主演もの、フィリップ・ラショー率いる、フランスで大人気のコメディグループ「La Bande à Fifi」ものが目立っていますね。
「これ面白そうだな」という作品があれば、ぜひ観てみてください。
それでは、また。
À bientôt !
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