ボンジュール!
さて、今回はフランス語のポケモン名解説パート3。No.066 ワンリキーからNo.094 ゲンガーまでを紹介します。
今回のけっさくは、Tadmorv(ベトベター)とGrotadmorv(ベトベトン)のセット。あまり美しいとは言えない表現が形を変えてひとつの名前になっています。
どんな言葉でできていると思いますか?
- フランス語のポケモン名解説 No.066(ワンリキー)-No.094(ゲンガー)
- No.066 Machoc (マショック、ワンリキー)
- No.067 Machopeur(マショパー、ゴーリキー)
- No.068 Mackogneur (マコニャー、カイリキー)
- No.069 Chétiflor (シェチフロール、マダツボミ)
- No.070 Boustiflor(ブスチフロール、ウツドン)
- No.071 Empiflor (エンピフロール、ウツボット)
- No.072 Tentacool(テンタクール、メノクラゲ)
- No.073 Tentacruel (テンタクリュエル、ドククラゲ)
- No.074 Racaillou (ラカイユー、イシツブテ)
- No.075 Gravalanch (グラヴァランシュ、ゴローン)
- No.076 Grolem (グローレム、ゴローニャ)
- No.077 Ponyta (ポニータ)
- No.078 Galopa (ギャロパ、ギャロップ)
- No.079 Ramoloss (ラモロス、ヤドン)
- No.080 Flagadoss (フラガドス、ヤドラン)
- No.081 Magnéti (マニェティ、コイル)
- No.082 Magnéton (マニェトン、レアコイル)
- No.083 Canarticho (カナルティショ、カモネギ)
- No.084 Doduo (ドデュオ、ドードー)
- No.085 Dodrio (ドードリオ)
- No.086 Otaria (オタリア、パウワウ)
- No.087 Lamantine (ラマンティーヌ、ジュゴン)
- No.088 Tadmorv (タドモルブ、ベトベター)
- No.089 Grotadmorv (グロタドモルブ、ベトベトン)
- No.090 Kokiyas (コキヤス、シェルダー)
- No.091 Crustabri (クリュスタブリ、パルシェン)
- No.092 Fantominus (ファントミヌス、ゴース)
- No.093 Spectrum (スペクトラム、ゴースト)
- No.094 Ectoplasma (エクトプラスマ、ゲンガー)
フランス語のポケモン名解説 No.066(ワンリキー)-No.094(ゲンガー)
No.066 Machoc (マショック、ワンリキー)
«macho»(マッチョ)と «choc»(ショック、衝撃)
「ショック(衝撃)を敵に与える筋肉マッチョ」というネーミング。
No.067 Machopeur(マショパー、ゴーリキー)
«macho» (マッチョ)と«chopeur»(捕捉する者)
敵に単純なショックを与えるだけではなく、プロレスの投げ技みたいに敵を捕捉し投げ飛ばすという意味が加えられて進化したことが示されています。
No.068 Mackogneur (マコニャー、カイリキー)
«macho»(マッチョ)と«cogneur »(乱暴者、剛腕)
No.069 Chétiflor (シェチフロール、マダツボミ)
« fleur» (花)と« chétif »(ひ弱な)
No.070 Boustiflor(ブスチフロール、ウツドン)
« boustiffe »(食べ物)と« fleur» (花)
ウツドンがなんでも食べる肉食植物だから。
No.071 Empiflor (エンピフロール、ウツボット)
«s’empiffrer » (むさぼり食う)と« fleur» (花)
No.072 Tentacool(テンタクール、メノクラゲ)
« tentacule» (軟体動物の足)と« cool»(クールな、おとなしい)
No.073 Tentacruel (テンタクリュエル、ドククラゲ)
« tentacule» (軟体動物の足)と« cruel»(残酷な)
« cool»(クールな、おとなしい)が« cruel»(残酷な)になることによって進化が示されています。
No.074 Racaillou (ラカイユー、イシツブテ)
« racaille» (ごろつき)と« caillou »(石ころ)
No.075 Gravalanch (グラヴァランシュ、ゴローン)
« gravats» (瓦礫の山)と«avalanche »(雪崩)
No.076 Grolem (グローレム、ゴローニャ)
«gros » (大きい)と«golem»(ゴーレム、ユダヤ伝説の泥人形)
No.077 Ponyta (ポニータ)
変化なし。
No.078 Galopa (ギャロパ、ギャロップ)
ほぼ変化なし。
« galopade» (馬の駆歩)
No.079 Ramoloss (ラモロス、ヤドン)
«ramollo » (ボケた人)と« molosse»(犬)
ヤドンって犬なのか?w
No.080 Flagadoss (フラガドス、ヤドラン)
«flagada » (無気力な、くたくたの)
No.081 Magnéti (マニェティ、コイル)
«magnétique » (磁石)と« petit »(小さい)
No.082 Magnéton (マニェトン、レアコイル)
«magnétique » (磁石)
No.083 Canarticho (カナルティショ、カモネギ)
« canard» (カモ)と« artichaut »(アーティチョーク)
「カモネギはネギを持っているからカモネギなのに、アーティチョークじゃちょっと…」という批判の声もあるようです。
No.084 Doduo (ドデュオ、ドードー)
« dodo» (鳥のドド)と« duo »(デュオ)
No.085 Dodrio (ドードリオ)
変化なし。
« dodo» (鳥のドド)と« trio »(トリオ)
No.086 Otaria (オタリア、パウワウ)
«otarie » (アシカ)
No.087 Lamantine (ラマンティーヌ、ジュゴン)
« lamantin»( [動]マナティ)と« comptine»(童謡)
動物のジュゴンとマナティはどちらもカイギュウ類の一種だそうです。
No.088 Tadmorv (タドモルブ、ベトベター)
名前に«tas de morve » (鼻水のかたまり)が隠れています。
No.089 Grotadmorv (グロタドモルブ、ベトベトン)
名前に« gros tas de morve» (大きな鼻水のかたまり)が隠れています。
ちなみに、仏版のポケモンを担当した翻訳者はフランス人家庭の親御さんから「子供にTadmorvやGrotadmorvみたいな名前のポケモンで遊ばせたくない」という抗議の手紙を受け取ったそうw
No.090 Kokiyas (コキヤス、シェルダー)
名前に«coquillage » (貝殻)が隠れています。
No.091 Crustabri (クリュスタブリ、パルシェン)
«crustacé » (甲殻に覆われた、甲殻類)と« abri»(避難所、シェルター)
«coquillage » (貝殻)が«crustacé » (甲殻に覆われた、甲殻類)にかわったことで進化が示されています。
No.092 Fantominus (ファントミヌス、ゴース)
«fantôme » (ファントム)と« minus »(小さい)
No.093 Spectrum (スペクトラム、ゴースト)
«spectre » (幽霊)
No.094 Ectoplasma (エクトプラスマ、ゲンガー)
« ectoplasme» (心霊体)
まとめ
以上、No.066(ワンリキー)からNo.094(ゲンガー)まで、ポケモンのフランス語名を解説しました。
今回もかなり面白い名前があったのではないかと思います。
皆さんのお気に入りの名前はなんでしょうか?
次回は、No.095(イワーク)からNo.121(スターミー)までを紹介するつもりです。乞うご期待。
それでは、また。
À bientôt !
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