ボンジュール！
さて今回は、若手フランス人俳優スフィアン・ゲラブ（Soufiane Guerrab）を紹介します。
スフィアン・ゲラブという名前をご存知の方は日本ではそれほど多くないはず。Netfilxドラマ 『Lupin/ルパン』の刑事役、あるいは映画『スクールライフ：パリの空の下で』の数学教師役だと聞いてピンとくる人がどれだけいるでしょうか？
かくいう僕も、大人気Netfilxドラマ 『Lupin/ルパン』を観て、スフィアン・ゲラブという俳優のことを知りました（このドラマで彼は、怪盗アルセーヌ・ルパンに心酔する刑事という愛くるしいキャラクターを演じ、作品に興を添えています）。その後、映画『スクールライフ：パリの空の下で』やドラマ『エージェント物語』でも彼が演じていることを発見して、にやり。
この記事では、スフィアン・ゲラブのかんたんな経歴と日本語で観られる主な作品を紹介したいと思います。
プロフィール
名 スフィアン Soufiane
姓 ゲラブ Guerrab
国籍 フランス
生年月日 1987年2月18日
出生地 パリ（フランス）
略歴
スフィアン・ゲラブは１９８７年２月１８日フランス・パリ生まれ。アルジェリア系フランス人である。
自分から俳優を志したわけではなく、映画デビューのきっかけはなんと、たまたま雨宿りしていた映画撮影現場のテントでスカウトされ、オーディションを受けるように勧められたからだという。かくして２００６年、長編映画『Mes copines』で端役として俳優デビューを果たした。以後、さまざまな映画やテレビドラマに端役として出演。
２０１１年、フランス公共放送「France 2」のテレビドラマ『Les Beaux Mecs』でメインキャストのひとり、脱獄犯ケンズを演じて世に知られることになった。
２０１７年、グラン・コール・マラード&メディ・イディル監督の映画 『Patients』 で身体障害者ファリド役を演じ、批評家に賞賛された。
２０１９年、パリ郊外の中学校生活を描いた映画『スクールライフ：パリの空の下で』でグラン・コール・マラード&メディ・イディル監督とふたたびタッグを組む。俳優は若い数学教師を演じているのだが、これがけっこうはまり役（映画もよくできている）。
飛躍の年となったのは、２０２１年。Netfilxドラマ 『Lupin/ルパン』で刑事ユセフ・ゲディラを演じた。このドラマはNetflixオリジナルドラマで非英語圏最大のヒット作となり、フランスだけではなく世界中で名が売れることになった。
２０２２年には、政治ものの映画『Les Promesses』でイザベル・ユペール、レダ・カテブらと共演。
日本語で観られる主な作品
現在、日本語で視聴できるスフィアン・ゲラブの主な出演作品は以下の通り。
Lupin/ルパン パート1-3（2021-2023）
オマール・シー主演の大人気Netflixドラマ。超オススメです。スフィアン・ゲラブはルパン（オマール・シー）に心酔する刑事ユセフ・ゲディラ役。
2023年秋にシーズン3が封切られて話題のドラマ。モーリス・ルブランの小説でおなじみの怪盗アルセーヌ·ルパンを敬愛する黒人の泥棒アサン・ディオップが主人公。見どころはなんといってもアサンの盗みと変装のテクニック。その大胆にして華麗なテクニックは警察だけではなく視聴者の我々も欺きます。
パート2の予告編はこちら↓
スクールライフ：パリの空の下で（2019）
2019年公開| 1h 51min | ドラマ
監督：Grand Corps Malade, Mehdi Idir
出演：Zita Hanrot, Liam Pierron, Soufiane Guerrab
Katatsumuriパリ郊外の中学校生活を描いた映画です。大変つくりの良い映画で、ユーモアもあり、かなり楽しめます。
エージェント物語 シーズン３第３話（2018)
2015年から2020年にかけて放送され、フランスで大ヒットしたドラマ。フランス芸能界の裏側を描いたコミカルな人間ドラマです。シーズン4まで、全24話ありますが、脚本、演技、編集どれをとっても見事な出来映えで、何度見ても見飽きません。スフィアン・ゲラブはシーズン３第３話に登場。
『Lupin/ルパン』はパート3が２０２３年秋に公開されたばかりで、現在進行形の超ホットなドラマです。スフィアン・ゲラブはまだ30代。彼の株はこれからもどんどん上がっていくでしょう。
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